「自動保存」と「リビジョン」の違い

混同しがちなワードプレスの「自動保存」と「リビジョン」の違い

自動保存とリビジョンを混同しているブログが多いので、違いを理解して適切に制御するようにしましょう。

自動保存について

自動保存は、デフォルトでは60秒ごとに自動で保存します。
PCで言う所の、上書き保存にあたるため、データベースの肥大化はしません

自動保存の保存間隔の変更

wp-config.phpに以下のコードを追記すればOK
60の部分は指定の秒数に置き換えてください。

define( 'AUTOSAVE_INTERVAL', 60 );

以下のコードより上に追記する必要があります。

require_once( ABSPATH . 'wp-settings.php' );

自動保存を無効化する

functions.phpに以下のコードを追記すれば無効化しますが、Theme Checkプラグインで見るとエラーが出ます。

function autosave_stop() {
	wp_deregister_script( 'autosave' );
}
add_action( 'wp_print_scripts', 'autosave_stop' );

この方法はブロックエディターでは使えないようです。

プラグインで制御する

Disable Gutenberg Autosaveプラグインを使う事で、自動保存の時間設定を変えたり完全に無効に出来るようになります。
使い方はこちらの記事を参照してください。

リビジョン

リビジョンは、保存するごとにデータベースにレコードが追加されます。
PCで言う所の、別名保存にあたるため、データベースの肥大化の原因になります。
便利な機能ではあるので、無効化はせずに最大数の制限をするようにしておきます。

要注意
リビジョンを、wp-config.phpで制御する場合、以下のコードより上に追記する必要があります。

require_once( ABSPATH . 'wp-settings.php' );

リビジョンの数を制限する

wp-config.phpに以下のコードを追記すればOK
5の部分は指定のリビジョン数に置き換えてください。

define( 'WP_POST_REVISIONS', 5 );

リビジョンを無効化する

define( 'WP_POST_REVISIONS', false );

プラグインで制御する

WP Revisions Controlプラグインを使う事で、記事ごとにリビジョン数の指定や無効化ができます。
使い方はこちらの記事を参照してください。

まとめ

自動保存は上書き保存のため、気にしなくても良い。
リビジョンは別名保存のため、ある程度の制限を加えるよ良い。